『墨子』· 原文・日本語訳・背景

思いやりと実践を読む、
『墨子』の名言四選。

墨子は、思いやり、信頼、公共の利益を理想にとどめず、どう実践するかを問い続けます。

《墨子·修身》

志不強者智不達言不信者行不果

志が強くなければ知恵は届かず、言葉に信がなければ行いは実を結ばない。

洞察には実行する意志が、行動には協力を生む信頼が必要だと説きます。

《墨子·兼愛中》

兼相愛交相利

広く互いを愛し、交わりの中で互いを利する。

思いやりを私的な感情にとどめず、共同生活の中で互いを支える実践へ広げます。

《墨子·兼愛上》

天下兼相愛則治交相惡則亂

天下が互いに愛すれば治まり、互いに憎めば乱れる。

大きな社会の秩序も、他者の幸福を現実のものとして扱う日々の関係から作られます。

《墨子·所染》

染於蒼則蒼染於黃則黃

青に染めれば青となり、黄に染めれば黄となる。

人は仲間や制度、繰り返す環境に静かに染まります。何の近くに居続けるかを選ぶ大切さを示します。

讀原典

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