『史記』· 原文・日本語訳・人物背景

人物と選択を読む、
『史記』の名言四選。

司馬遷は人物を通して歴史を描き、志、節度、準備、結果を一つ一つの選択の中に示します。

《史記·李將軍列傳》

桃李不言下自成蹊

桃や李は語らないが、その下には自然と小道ができる。

本当の人柄や価値は自ら宣伝せずとも、それが与えるものを通して人に知られていきます。

《史記·陳涉世家》

燕雀安知鴻鵠之志哉

燕や雀に、どうして鴻鵠の大志が分かろうか。

まだ結果が見えない時にも、他者の理解に合わせて自分の志を小さくしない心を表します。

《史記·高祖本紀》

運籌策帷帳之中決勝於千里之外

帷幕の中で策をめぐらし、千里の外の勝敗を決する。

よい準備は行動の届く範囲を広げ、遠い結果を今の判断から形づくります。

《史記·滑稽列傳》

不鳴則已一鳴驚人

鳴かないならそれまでだが、ひとたび鳴けば人を驚かす。

沈黙は力の欠如とは限りません。観察と蓄積が、必要な時の的確な行動を支えます。

讀原典

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